私事。先日(2025.3.9)に 万田坑の炭鉱電車を見て来ました🐱
この日はちょうど万田坑スプリングフェスタの開催日にあたり、出店やイベントなどで賑わっていました。おもえば、前年2024年3月10日のフェスタで12号18号電車のお披露目が行われ、4月14日から始まった12号電車の定期運転は間もなく1年を迎えます。”電気機関車の動態保存”というハードルを越えて、安定運転を続けてきた関係者の方には感謝の思いが尽きません。
今回のフェスタでは、電源車の中身(;゚Д゚)がクイズとなっていましたので、親子連れの見学者が次々と訪れていました。18号の運転室も行列が出来るほどの盛況。今後も”荒尾市のお宝”として炭鉱電車を使ったイベントが企画されることが期待できますね。荒尾市で”炭鉱電車でこんなことがしたい”という企画募集をしてみてはいかがでしょうか。
デ3号電源車の3回目。今回はデ3号の細部を観察してみます。
デ形は浜側(→貨車を連結する側)を前位とします。右側面はラストランイベントからで、当日は絶好の日和でした。電池箱は他号車と変わりありませんが、キュービックな機器箱と、すっきりとした床下が特徴です。また更新前と比べると、妻面1位側のステップは増設、逆に後位妻面のステップは撤去されたことが確認できます。
更新前のデ3号の姿(デ3号電源車②)
左側面は現役時代の写真から。こちらは側ブレーキのある側面です。よく見ると、てこ止め装置はラック式となっていますが、ピン穴がそのまま残っています。また、手すりの塗り分けがデ1号とは異なっています。
デ3号の特徴は機器箱に集約されます。機器箱は3分割されており、天盤は跳ね上げ、内扉は観音開きするようです。天盤は通風を兼ねているのか二重となっています。内扉は中扉に小、左扉に縦長の窓(ないし液晶?)があるのが気になりますが、いい写真を撮っていなかったので用途や詳細が不明なのは悔やまれます。また、機器箱に埋め込んだ銀色カバーが見えますが、これも何の機器だったのでしょう。
機器箱の後位妻面については、天蓋のヒンジと別付けの銀色カバーがかなり目立っています。これは別途で取り上げます。
デ3号の床下を覗きます。制動装置はデ形共通の直通空気ブレーキとなっており、装備としてはシリンダのみです。デ形のブレーキ装置については、すでにデ1号電源車⑧で取り上げました。
https://ushiyan-tantetsu.blogspot.com/2024/07/1.html
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